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「VLC media player」v3.0.5が公開 ~「AV1」コーデックのサポートを強化

「macOS 10.14 Mojave」の“ダークモード”との調和も図られる

「VLC media player」v3.0.5

 仏VideoLAN Projectは12月27日(現地時間)、マルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレイヤー「VLC media player」の最新版v3.0.5を正式公開した。“Vetinari”ブランチで5番目となる本バージョンでは、細部のブラッシュアップが図られている。

 「VLC 3.0.5」では、「AV1」コーデックのサポートを強化。パフォーマンスも向上しているという。「AV1」は従来の「VP9」よりも高い圧縮率を誇るオープンソースの動画コーデックで、HEVC/H.265に代わるロイヤリティフリーの動画コーデックとして期待されている。

 また、「macOS 10.14 Mojave」で導入された“ダークモード”との互換性向上が図られた。Mac版「VLC」は、環境設定画面でテーマを選択してアプリを再起動することで、ユーザーインターフェイスにダークテーマを適用することが可能。OSのデザインにフィットするよう、アプリのダークテーマにも細部の調整が入ったようだ。

 そのほかにも、Blu-rayの再生やRTP、UDPストリームの改善、HDRサポートの強化が図られた。ChromecastやDirect3D 11、YouTube、字幕のレンダリングなども修正されているという。

 「VLC media player」は、追加のコーデック不要でさまざまなフォーマットが再生できるオープンソースのマルチメディアプレイヤー。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。Windows デスクトップ向けは窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。また、Windows 10向けにはUWP版もラインナップされている。

ソフトウェア情報

「VLC media player」Windows デスクトップ版
【著作権者】
the VideoLAN Team
【対応OS】
64bit版を含むWindows XPから10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.0.5(18/12/27)