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「AV1」ストリームのデコードをサポートした「VLC media player」v3.0.4が正式公開
セキュリティに関する修正も含まれており、できるだけ早いアップデートが必要
2018年9月4日 06:45
仏VideoLAN Projectは、マルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレイヤー「VLC media player」の最新版v3.0.4を正式公開した。本バージョンは不具合の修正が中心のマイナーアップデート。詳細は明らかにされていないが、セキュリティに関する修正も含まれているとのことで、できるだけ早いアップデートが必要だ。
今回のアップデートで追加された新機能としては、「AV1」ストリームのデコードがサポートされた点が目に付く。「AV1」は、「VP9」よりも高い圧縮率を誇るオープンソースの動画コーデック。HEVC/H.265に代わるロイヤリティフリーの動画コーデックとして期待されており、最近では「Google Chrome 69」ベータ版でサポートされ話題となった。
そのほかにも、HEVCのデコードで問題が発生する一部Intel製GPUをブラックリスト化することで安定性の向上が図られた。なお、Mac版では「Mac OS X 10.7.5 Lion」以降が必要となるので注意。それ以前のバージョンでは「VLC」が起動しないとのこと。
「VLC media player」は、追加のコーデック不要でさまざまなフォーマットが再生できるオープンソースのマルチメディアプレイヤー。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。Windows デスクトップ向けは窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。また、Windows 10向けにはUWP版もラインナップされている。
ソフトウェア情報
- 「VLC media player」Windows デスクトップ版
- 【著作権者】
- the VideoLAN Team
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XPから10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 3.0.4