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「Visual Studio Code」向け「PowerShell」拡張機能の次期バージョンがプレビュー公開

統合ターミナルで「PSReadLine」をサポート、構文色分けやコード補完が可能に

Microsoft、「Visual Studio Code」向け「PowerShell」拡張機能の次期バージョンをプレビュー版として公開

 米Microsoftは1月23日(現地時間)、「Visual Studio Code」向け「PowerShell」拡張機能の次期バージョンをプレビュー版として公開した。現在、“Visual Studio Marketplace”から無償でダウンロード可能。

 本拡張機能を「Visual Studio Code」へ導入すると、「PowerShell」スクリプトを記述するのに役立つ機能を追加することが可能。構文の強調表示やコードスニペット、コマンドレットの入力補完(IntelliSense)、「PowerShell Script Analyzer」を利用した静的コードチェックはもちろん、コマンドレットと変数の定義・参照を探したり、[F8]キーでスクリプトの選択部分を実行する機能などもサポートされる。コマンドのヘルプなども充実しているので、「PowerShell」スクリプトを書く機会が多いのであれば入れておきたい拡張機能だ。

 今回リリースされたプレビュー版は「.NET Standard」で構築されており、コードと依存関係の構造が簡素化された。また、Windows版「Visual Studio Code」の統合ターミナルで「PSReadLine」がサポートされたのもポイント。ターミナルでも「PowerShell」スクリプトのシンタックスハイライトやコード補完が利用できるようになる。

「PowerShell Preview」v2.0.0

 なお、本拡張機能は既存の「PowerShell」拡張機能(v1.x)と共存させることができないので注意。また、対応する「PowerShell」のバージョンは「Windows PowerShell 5.1」および「Powershell Core 6.0」以降となる。古い「PowerShell」では利用できない。

ソフトウェア情報

「PowerShell Preview」
【著作権者】
Microsoft
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0(19/01/23)