ニュース
“FaceTime”で応答前に音声・動画が視聴される欠陥を修正 ~「iOS 12.1.4」が正式リリース
セキュリティ監査の結果、“Live Photos”にも問題が発覚
2019年2月8日 14:30
米Appleは2月7日(現地時間)、「iOS 12.1.4」を正式リリースした。“FaceTime”のグループ通話機能で呼び出しに応答する前に音声や動画が発信者に届いてしまう致命的な欠陥など、CVE番号ベースで4件の脆弱性が修正された。この不具合の発覚をうけ、同社は1月29日から一時“FaceTime”のサービスを中断していたが、現在は復旧している。
“FaceTime”ではグループ通話の欠陥のほかにも、セキュリティ監査の結果、“Live Photos”に問題が発見されている。この問題はサーバー側のチェックを強化することで解消されたとのこと。そのほかにも、特権昇格や任意コードの実行を招く恐れのある不具合が修正された。
「iOS 12.1.4」はiPhone 5sおよびそれ以降のiPhone、iPad Airおよびそれ以降のiPad、第6世代iPod touchに対応しており、現在[設定]アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]画面から無償でアップデートできる。
また、同日付けで「Shortcuts 2.1.3 for iOS」のリリースもアナウンスされている。ディレクトリトラバーサルによる情報漏洩の問題と、サンドボックスのバイパスが可能となる欠陥の2件が修正された。