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Apple、「iOS 12.1.3」を正式公開 ~不具合と脆弱性を修正したメンテナンス更新

「tvOS 12.1.2」「watchOS 5.1.3」も同時リリース

Apple、「iOS 12.1.3」を正式リリース

 米Appleは1月22日(現地時間)、「iOS 12.1.3」を正式リリースした。不具合と脆弱性を修正したメンテナンスアップデートとなっている。

 本バージョンでは、「メッセージ」アプリの“詳細”表示で写真をスクロールできなくなる問題や、共有シートから送信すると写真に縞模様が入る問題、“iPad Pro(2018)”で外部オーディオ入力デバイスを使用する際に音声のゆがみが生じる問題などが解決された。また、特定のCarPlayシステムでiPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Maxと接続を解除できない問題も修正。日本未発売の“HomePod”で発生していた不具合への対処も行われた。

 加えて、今回のアップデートではセキュリティ修正も施されている。同社が公開したセキュリティ情報によると、今回修正された脆弱性はCVE番号ベースで31件。内容は多岐にわたるが、任意コードの実行やサービス拒否、特権昇格、情報漏洩、クロスサイトスクリプティングなどにつながる恐れがあり、できるだけ早いアップデートが望ましい。

 「iOS 12.1.3」はiPhone 5sおよびそれ以降のiPhone、iPad Airおよびそれ以降のiPad、第6世代iPod touchに対応しており、現在[設定]アプリの[一般]-[ソフトウェアアップデート]画面から無償でアップデートできる。

 また、同日付けで「tvOS 12.1.2」と「watchOS 5.1.3」のリリースもアナウンスされている。「tvOS 12.1.2」で24件。「watchOS 5.1.3」で17件の脆弱性が修正されている(いずれもCVE番号ベース)。