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2つ目の「Windows 10 20H1」ビルドが“Skip Ahead”へ ~Build 18841が公開

アプリテスト環境「Windows Sandbox」で簡単な設定ファイルがサポートされる

「Windows 10 20H1」Build 18841

 米Microsoftは2月22日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18841(20H1)を“Windows Insider Program”の参加ユーザーに対して公開した。プレビュービルドを受け取る頻度を“スキップ(Skip Ahead)”にしているユーザーは、“Windows Update”を介してアップデートできる。

 「Windows 10 20H1」は、「Windows 10 19H2」(今秋正式公開)の次にリリースされる予定の機能アップデート。順調にいけば2020年春に正式公開される。

 本ビルドでは、アプリテスト環境「Windows Sandbox」で簡単な設定ファイルがサポートされた。「Windows Sandbox」の設定ファイルは“*.wsb”という拡張子もつXMLファイルとなっており、現在のところ、仮想化GPU(vGPU)のON/OFF、ネットワークの利用可否、ホストOSと共有するフォルダーのパス、ログオン時に実行するスクリプトを指定できる。「Windows Sandbox」は終了のたびに初期化され、次回起動時はまっさらな状態となるが、設定ファイルを利用することである程度のカスタマイズが可能となる。

 そのほかにも、「Windows Sandbox」をフルスクリーンで実行している場合に、ホットキーをキャプチャーするようになった。ローカライズビルドで「Windows Sandbox」が起動しない問題や、“Windows.old”で削除されたファイルを参照していたため予期せずクラッシュする問題なども修正されている。

 なお、本ビルドではアンチチートソフトを利用したゲームを起動すると、バグチェック(GSOD)が発生する可能性があるので注意。また、サウンドカード“Creative Sound Blaster X-Fi”が正常に動作しない問題などが確認されている。