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「Thunderbird」v60.5.2が公開 ~[送る]から利用するとクラッシュする問題などを修正(3月6日追記)

脆弱性の修正は現在のところアナウンスなし

「Thunderbird」v60.5.2

 Mozillaは2月25日(米国時間)、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v60.5.2を公開した。本バージョンは、不具合の修正が中心のメンテナンスアップデート。脆弱性の修正は現在のところアナウンスされていない。

 「Thunderbird」v60.5.2では、Windows環境で「エクスプローラー」から[送る]-[メール受信者]メニューでファイルを新規メッセージに添付して送信しようとすると特定条件下で「Thunderbird」がクラッシュする問題が修正されたほか、「MAPISendMail」のUTF-8がサポートされた。また、前バージョンv60.5.1で「Outlook」から送られたメッセージを受信した場合にS/MIME証明書の検証で問題が発生する不具合が混入していたが、これも修正されているという。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/Server 2008 R2以降に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。自動更新機能を利用したアップデートも可能だ。

編集部追記: 3月5日に[送る]-[メール受信者]メニューを利用した際に発生する問題を追加で修正した「Thunderbird」v60.5.3が公開されている。