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「Windows 10 19H1」Build 18353が“Fast”リングに ~不具合の修正がメイン

“使い捨て”のアプリ実験環境「Windows Sandbox」に多くの機能改善

「Windows 10 Insider Preview」Build 18353(19H1)が公開

 米Microsoftは3月8日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18353(19H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リング参加ユーザー向けに公開した。「Windows 10 19H1」は、Windows 10の次期機能アップデート。バージョンは“1903”で、大きな問題がなければ今春にも正式リリースされる予定だ。

 Build 18353における変更点は、既存機能の強化と不具合の修正がメイン。とくに“使い捨て”のアプリ実験環境「Windows Sandbox」で、多くの修正が加えられた。たとえば、仮想環境でマイクがサポートされたほか、[Ctrl」+[Alt]+[Break]キーでフルスクリーンモードのON/OFFが行えるようになっている。また、「Windows Sandbox」の設定ファイルも拡充され、オーディオ入力デバイスを設定する機能が導入された。

 そのほかにも、ゾンビゲーム「State of Decay」のテストアップデートが計画されているとのこと。「State of Decay」はゲーム機能の改善をテストするために、期間限定で無償提供されている。

 なお、本ビルドにはアンチチートソフトを利用したゲームを起動するとバグチェック(GSOD)が発生する、サウンドカード“Creative Sound Blaster X-Fi”が正常に動作しない、一部のRealtek製SDカードリーダーが正しく機能しないといった問題が残されているので注意。