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Oracle、新元号に対する「Java」言語の対応状況を明らかに

プレースホルダーによる対応をすでに実施。4月16日の更新で実際の元号に置き換え

Oracle、改元に対する「Java」言語の対応を明らかに

 米Oracleは3月21日(現地時間)、改元に対する「Java」言語の対応状況を明らかにした。詳細は、公式ブログ“Oracle Java Platform Group, Product Management Blog”を参照のこと。

 「JDK 8」以降のカレンダークラス(java.util.Calendar)や日付けの変換処理は、すでに新しい元号を扱えるようにアップデートされている。しかし、新しい元号はまだ発表されていない(4月1日発表)ので、当面の間は“元号”というテキストがプレースホルダーとして用いられるとのこと。

 たとえば、“2019年5月1日”という日時型データを“GGGGy年M月d日”というフォーマットで変換すると、“元号元年5月1日”と出力される。また、“元号元年5月1日”というテキストを西暦へ変換すれば、“2019年5月1日”が得られる。

プレースホルダーによる対応をすでに実施

 同社によると、プレースホルダーは4月16日(太平洋夏時間)に実施される「Java」のアップデートで実際の新元号へ置き換えられるとのこと。“java.text.SimpleDateFormat”で確認されている既知の問題も、このタイミングで修正される。

 また、元号を表す合字記号(“㍻”など)に関しても、新元号のためのUnicodeコードポイント“U+32FF”が「JDK 8」以降ですでに予約されているとのこと。