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Facebook運営のSNSで数億人のパスワードが判読可能な形で保管されていたことが判明

Facebook Lite/Facebook/Instagramに影響、不正使用や不正アクセスされた形跡は未確認

Facebook、同社が運営するSNSサービスを利用している一部ユーザーのパスワードが判読可能な形で保管されていたことを発表

 米Facebookは3月22日(日本時間)、同社が運営するSNSサービスを利用している一部ユーザーのパスワードが判読可能な形で保管されていたことを発表した。数億人のFacebook Lite(接続性が低い地域向けのFacebookの軽量版)ユーザーや数千万人のFacebookユーザー、数万人のInstagramユーザーのパスワードが判読可能だった可能性がある模様だ。

 同問題は、1月に実施された定期的なセキュリティレビューにより発見され、すでに修正済み。判読可能だったパスワードを社外から閲覧することはできなかったという。また、現時点では不正使用、および不正アクセスされた形跡は見つかっていないとのこと。影響を受けた可能性があるユーザーには今後、通知が送信される予定。同社は他の情報の管理方法も調査し、見付かった問題を修正したという。

 同社は万が一の事態に備え、以下のような安全性を確保する対策を紹介している。

  • Facebook及びInstagramのアカウントの設定から、パスワードを変更する。この際、他のサービスと同じパスワードは避ける。
  • パスワードマネージャーアプリを利用するといった方法で、すべてのアカウントに強力で複雑なパスワードを設定する。
  • セキュリティキーの追加、及びサードパーティの認証アプリのSMSやコードを使った二段階認証でFacebookアカウントを保護する。