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「Visual Studio Code」の2019年3月更新が公開 ~Linux版をSnapパッケージとして提供(4月9日21時15分追記)

新しいアプリアイコンが提案され、意見を募集中

「Visual Studio Code」v1.33.0

 米Microsoftは4月4日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2019年3月アップデート(v1.33)を正式リリースした。Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

 「Visual Studio Code」v1.33における変更点は多岐にわたるが、比較的小規模にとどまっている。[Configure Display Language]コマンドでユーザーインターフェイスの言語を手軽に切り替えられるようになったほか、コード補完機能“IntelliSense”でサジェストする項目のカスタマイズ、ドキュメントフォーマッターの選択などが新たにサポートされた。統合ターミナルでは新しいターミナルバックエンド「ConPTY」がデフォルトで有効化され、よりネイティブターミナルに近い安定した動作が可能になったほか、256色での表示できるようになっている(「Windows 19H1」Build 18309以降)。

 言語関連では、同梱の「TypeScript」が「TypeScript 3.4」へとアップデート。リファクタリングで関数の名前付きパラメーターを構造化オブジェクトへ変換する機能がサポートされたほか、デバッグ機能が強化された。また、Webサーバーのコードをデバッグする際、自動でWebブラウザーを起動する機能などが新たに導入されている。

 そのほかにも、Linux版が「Snappy」のパッケージ(Snap)として提供されるようになった。「Snappy」は、Linuxディストリビューション「Ubuntu」で知られる英Canonical社のLinux向けアプリストア。「Visual Studio Code」をSnapパッケージでインストールしておけば、Windows/Mac環境と同じように、Linuxでも自動更新のメリットを受けることができる。

編集部追記: 4月6日付で「Visual Studio Code」の新しいアプリアイコンが提案され、現在GitHub上で意見を募っている。新たなアイコンのデザインは形状がシンプルになり、より判別しやすくなっているほか、アクセシビリティも考慮されたものになるようだ。

提案された新しいアプリアイコン

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびMac/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.33.0(19/04/04)