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「Vue.js」の開発支援ツール「Vetur」を強化 ~「Visual Studio Code」の2019年4月更新

SSH/Docker/WSLでリモート接続できる「Remote Development」もプレビュー中

「Visual Studio Code」v1.34.0

 米Microsoftは5月16日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2019年4月アップデート(v1.34)を正式リリースした。Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。

 今回は「Remote Development」拡張パックのリリース準備に忙しかったとのことで、目立った新機能の追加はない。エディターを切り替える際、「CodeLens」の行が少しズレる問題など、比較的小規模な改善や修正が施されている。とくに「Vue.js」の開発を支援する「Vetur」拡張機能ではツールチップでの情報表示や定義への移動、参照の検索がサポートされたほか、メモリ使用量が削減された。

「Vue.js」の開発支援ツール「Vetur」を強化

 先日開催された開発者カンファレンス“Build 2019”では、SSH/Docker/WSLでリモートマシンへ接続し手元の「Visual Studio Code」で開発できる「Remote Development」拡張パックのほかにも、「Visual Studio Code」をWebブラウザーで利用できるようにした「Visual Studio Online」のプライベートプレビューや、AIベースのコーディング支援機能「IntelliCode」の正式リリースが発表された。まだのユーザーはぜひ最新の動向をチェックしてほしい。

 なお、「Remote Development」は今のところ安定版の「Visual Studio Code」では動作しない。プレビュー版の「Visual Studio Code Insiders」を利用する必要があるの意で注意したい。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびMac/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.34.0(19/05/16)