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テーマもリロードなしに適用可能に ~「Visual Studio Code」の2019年2月アップデート

Linux向け32bit版のサポートが近々打ち切られるので注意

「Visual Studio Code」v1.32.1

 米Microsoftは3月7日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2019年2月アップデート(v1.32)を正式リリースした。Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、軽微な不具合を修正したv1.32.1が本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。

 前回のアップデートでは「Visual Studio Code」のリロード(再読み込み)なしに拡張機能を有効化できる“動的ロード”がサポートされたが、本バージョンではテーマもリロードなしに適用できるようになった。これまでよりも手軽にテーマを試すことができる。また、動的ロードに対応していなかった「TSLint」などのTypeScript拡張機能や「Github Markdown Preview」が、「Visual Studio Code」のリロードなしでも有効化できるようになっている。

これまでよりも手軽にテーマを試すことができる

 また、キーボードショートカットエディターでキーバインドを編集する際、“when”句を指定できるようになったのも今回の改善点。“エディターのテキストにフォーカスがある場合”、“エディターが読み取りモードである場合”といった条件を指定し、その条件下でのみキーボードショートカットが発動するように設定できる。

キーボードショートカットエディターでキーバインドを編集する際、“when”句を指定できるように

 そのほかにも、デバッグコンソールのカスタマイズ性が改善され、フォントサイズやフォントファミリー、行の高さを変更できるようになった。ARIA属性や「Vue.js」に対する自動補完(IntelliSense)も強化されている。また、内蔵の「TypeScript」は「TypeScript 3.3.3」へと更新された。

 なお、GUIフレームワーク「Electron」が間もなくv4.xへアップデートされる関係で、Linux向け32bit版のサポートが近々打ち切られるので注意。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびMac/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.32.1(19/03/08)