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拡張機能の導入に再起動の必要なし! 「Visual Studio Code」の2019年1月更新が公開
新しくなったツリーウィジェットや“スクリーンキャストモード”にも注目
2019年2月8日 06:30
米Microsoftは2月6日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2019年1月アップデート(v1.31)を正式リリースした。Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。
「Visual Studio Code」は拡張機能が充実しており、開発言語に応じて最適な拡張機能をお勧めする機能も備える。しかし、インストールした拡張機能を有効化するには「Visual Studio Code」のリロード(再起動)が必要で、作業が中断されてしまうという欠点もあった。
今回のアップデートではこの問題が解消され、「Visual Studio Code」のリロードなしに拡張機能を有効化できるようになった。サードパーティ製の拡張機能の一部にはまだ未対応のものもあるが、拡張機能を気軽に導入できるようになったのは大きな改善といえるだろう。
そのほかにも、内部的な変更として「TypeScript 3.3」や「Node.js 10」へのアップデートが実施された。「Electron」も「Electron 3.0」へ更新されており、実験版“Insider Build”では現行のの最新版「Electron 4.0」のテストも行われるという。
ユーザーインターフェイス面では、「Visual Studio Code」で採用されているツリーウィジェットが刷新され、パフォーマンスが向上した。インデントのカスタマイズ、同じツリー階層の全選択、再起的な折り畳み・展開、水平スクロールといった機能がサポートされたほか、キーボードナビゲーションも改善されており、ファイルエクスプローラーやデバッグツリー、検索、ピーク参照機能など、さまざまなコンポーネントでそのメリットを享受できる。
また、“スクリーンキャストモード”と呼ばれる表示モードが追加された。このモードに切り替えると、カーソル位置とキーストロークが強調表示される。聴衆を前にデモやライブコーディングを行う場合に役立ちそうだ。
そのほかにも、メインメニューがアップデートされ[Go]メニューや[Edit]メニューに新しいコマンドが追加。以前に利用した参照へすばやくアクセスする機能や、プログラミング言語のセマンティクス(意味)に基づいた選択範囲の拡大・縮小機能なども導入された。Windows版の統合ターミナルでは、「ConPTY」がサポートされている。
The January release is here! No need to reload after installing extensions, and much much more!
— Visual Studio Code (@code)February 6, 2019
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Happy Coding!
ソフトウェア情報
- 「Visual Studio Code」安定版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10およびMac/Linux
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.31.0(19/02/06)