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「VLC media player」v3.0.7が正式リリース ~“EU-FOSSA”で見つかった脆弱性に対処

次期バージョン「VLC media player 4.0」にも影響

「VLC media player」v3.0.7

 仏VideoLAN Projectは6月7日(現地時間)、「VLC media player 3.0」(コードネーム:Vetinari)の最新版v3.0.7を正式公開した。いくつかの不具合が修正されたほか、脆弱性が解決されている。

 「VLC media player」は、オープンソースで開発されているマルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレイヤー。わざわざ追加のコーデックを導入しなくても、幅広いファイルフォーマットに対応しているのが魅力だ。対応OSはWindows/Mac/Linuxなどで、現在“videolan.org”から無償でダウンロード可能(寄付歓迎)。Windows デスクトップ向けは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。また、Windows 10であれば“Microsoft Store”からUWP版を入手することも可能だ。

 今回のアップデートでは、バグ報奨プログラム“EU-FOSSA”で報告された42件の脆弱性が修正された。“EU-FOSSA”は、オープンソースプロジェクトのセキュリティ向上を図るため、EUの行政執行機関・欧州委員会が資金を提供して実施している取り組みで、「Notepad++」などのプロジェクトが対象となっている。

 脆弱性の深刻度の内訳は、“High”が1件、“Medium”が21件、“Low”が20件。また、次期バージョン「VLC media player 4.0」にのみ影響する深刻度“High”の脆弱性1件も報告されている。

ソフトウェア情報

「VLC media player」Windows デスクトップ版
【著作権者】
the VideoLAN Team
【対応OS】
64bit版を含むWindows XPから10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.0.7(19/06/07)