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Markdown言語の強調表示用の定義ファイルが同梱された無料エディター「Notepad++」v7.6.3
リモートでコードが実行される脆弱性などを修正
2019年1月29日 16:13
無料のテキストエディター「Notepad++」の最新版v7.6.3が、1月27日に公開された。最新版の主な変更点は、Markdown言語を強調表示するためのユーザー定義言語XMLファイル“Markdown ++”がインストーラー版に同梱されたこと。
“Markdown ++”を利用するには、まず[言語]メニューの[言語を定義]から[ユーザー定義]ダイアログを開く。次に、[インポート]ボタンを押してファイル選択ダイアログで、「Notepad++」のインストールフォルダーにある“userDefineLang.xml”を選択する。あとは、「Notepad++」を再起動して[言語]メニューに追加された[Markdown (Default)]を選択すれば、Markdown言語の強調表示が可能だ。
なお、“GitHub”にある“Markdown ++”のプロジェクトページからは、さまざまなテーマのMarkdown用ユーザー定義言語XMLファイルをダウンロードできる。ZIP版の「Notepad++」を利用している場合も、ここからユーザー定義言語XMLファイルをダウンロードすることで、Markdown言語の強調表示が可能。
そのほか、本バージョンでは、EUの行政執行機関である欧州委員会が開始したオープンソースバグ報奨金プログラム“EU-FOSSA”の成果で発見された脆弱性が修正されている。リモートでコードが実行される脆弱性などが修正されているので、早めにアップデートしておきたい。
また、セキュリティ上の理由により、プラグインの格納フォルダーが“%ProgramData%¥Notepad++¥plugins¥”から“%ProgramFiles%¥Notepad++¥plugins¥”に変更されているので注意。
「Notepad++」は、オープンソースで開発されているプログラマー向けのテキストエディター。実行速度を重視したコンパクトなサイズながら、幅広いプログラミング言語をサポートしたコード補完機能とシンタックスハイライト機能を備えているほか、「メモ帳」の代わりに起動するよう設定することもできる。寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。
ソフトウェア情報
- 「Notepad++」
- 【著作権者】
- Notepad++ team
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 7.6.3(19/01/27)