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Google、Androidの2019年7月セキュリティ情報を発表
メディアフレームワークとシステムに“Critical”な脆弱性、悪用は未確認
2019年7月2日 13:47
米Googleは7月1日(現地時間)、Androidの月例セキュリティ情報を発表した。今回公表されたセキュリティ情報の内容は、少なくとも1カ月前にパートナーへ通知済み。いずれ各社からアップデートが提供されるはずだ。
今月のセキュリティパッチは通例に従い“2019-07-01”と“2019-07-05”の2本立て。過去に実施された脆弱性の修正も含まれているので、これらが適用されていれば端末は安全といえる。
なお、今回のアップデートではメディアフレームワークやシステムで深刻度“Critical”の脆弱性が修正されているが、悪用は確認されていないという。
セキュリティ パッチレベル“2019-07-01”
“2019-07-01”は、対応に時間のかかるカーネルコンポーネントや特定ベンダー向けの一部修正を省いたサブセット。Androidパートナーが迅速にユーザーへアップデートを提供できるよう、あえて分割されている。フレームワークで1件、ライブラリで1件、メディアフレームワークで3件、システムで7件の脆弱性が新たに修正された。
なかでもメディアフレームワークの脆弱性3件とシステムの脆弱性1件は深刻度が最高の“Critical”と判定されており、注意を要する。
セキュリティ パッチレベル“2019-07-05”
“2019-07-05”は、すべての脆弱性修正を含んだ完全版。“2019-07-01”での修正に加え、クアルコムのコンポーネントで8件の問題が修正されている。また、クアルコムのクローズドソースコンポーネントでも多くの脆弱性が修正された。