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Microsoft、“Remix3D.com”を2020年1月10日に廃止 ~3Dモデルを共有できるコミュニティサイト

8月7日には新規モデルのアップロードが停止。対応アプリからのログインも不能に

3Dモデル共有サービス“Remix3D.com”

 米Microsoftは7月10日(現地時間)、3Dモデル共有サービス“Remix3D.com”を2020年1月10日に廃止し、すべてのユーザーコンテンツを削除すると発表した。サービスを合理化し、より統一感のあるエクスペリエンスを提供するためであるという。同社は共有した3Dモデルを“OneDrive”などへバックアップするよう呼び掛けている。

 “Remix3D.com”は、「Windows 10 Creators Update」とともに発表された3Dモデルのオンラインコミュニティ。Microsoftやユーザーが作成した3Dモデルを公開することが可能で、公開された作品は「ペイント 3D」や「フォト」、「Microsoft Office」などへ挿入することができた。

 “Remix3D.com”のシャットダウンは、いくつかの段階に分けて実施される予定。

 まず、8月7日に新規モデルのアップロードが無効化される。すでにアップロードされている3Dモデルに関しては、2020年1月10日の廃止までダウンロードが可能だ。

 それと同時に、「ペイント 3D」、「3D Builder」、「フォト」、「PowerPoint」、「Word」、「Excel」および「Outlook」に対して更新プログラムがリリースされ、これらのアプリから“Remix3D.com”アカウントへのログインが不能となる。

 2020年1月10日を迎えると、“Remix3D.com”とそこにあるすべてのコンテンツは公式に廃止される。“Remix3D.com”へのリンクは、この日を最後に機能しなくなる。

 なお、“Remix3D.com”が廃止されても、アプリに3Dモデルを挿入する機能はそのまま存続するとのこと。同社は今後も高品質な3Dモデルをユーザーに提供するよう取り組むとしている。