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「Google Chrome 76」が正式公開 ~オムニバーからPWAのインストールが可能に

OSに合わせてWebページのデザインを“ダーク モード”にできるメディアクエリなども

「Google Chrome」v76.0.3809.87

 米Googleは7月30日(現地時間)、デスクトップ版「Google Chrome 76」を正式リリースした。Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10で利用できる。

 「Google Chrome 76」では、Webアプリをインストールしてネイティブアプリのように扱えるようにする“Progressive Web Apps(PWA)”のサポートが改善。デスクトップ版では、閲覧ページがPWAとして利用可能であると検出されると、オムニバーにインストールボタンが表示されるようになった。このボタンを押せば、利用中のWebアプリを手軽にPWAとしてインストールできる。

オムニバーにPWAインストールボタンが表示されるように

 ちなみに、モバイル版ではPWAアプリが検出されると、インストールを促すインフォバーが画面下に表示される。これは開発者側で無効化し、代わりにWebページのバナーやヘッダー、ナビゲーションなどからPWAのインストールを案内できる。

 そのほかにも、「Google Chrome 76」ではOSの設定に合わせてWebページのデザインを“ダーク モード”へ変更できるようにする“prefers-color-scheme”メディアクエリなどが新たにサポートされている。

OSの設定に合わせてWebページのデザインを“ダーク モード”へ変更できるようにする“prefers-color-scheme”メディアクエリ

 なお、本バージョンでは43件の脆弱性が修正されているので注意。脆弱性の深刻度の内訳は、同社基準で4段階中上から2番目の“High”が5件、上から3番目の“Medium”が4件、最低の“Low”が7件などとなっている。