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新設計の日本語IMEをさらに改善 ~「Windows 10 20H1」Build 18950が“Fast”リングに

「切り取り&スケッチ」アプリの新しいプレビュー版もロールアウト

「Windows 10 Insider Preview」Build 18950(20H1)がリリース

 米Microsoftは7月31日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18950(20H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。「Windows 10 20H1」は、「Windows 10 19H2」の次にリリースされる機能アップデート。来年の春に正式公開される予定だ。

 本ビルドでは、新設計の日本語IMEが強化。フィードバックをもとに、品質の向上が図られた。

 たとえば、予測候補ウィンドウで上矢印キーを押してもフォーカスが移動しないという問題が解決。さらに、「設定」アプリの[Microsoft IME]-[キーとタッチのカスタマイズ]画面をアップデートし、キーのカスタム割り当てを無効化している場合でも、カスタマイズ可能なキーコンビネーションをグレーアウトで表示するようになった。これによりキーの割り当て設定をどこで行うのかがわかりやすくなる。また、フィードバックをもとに[Ctrl]+[Space]キーの割り当てが初期状態で“なし”となった。あとで設定画面で“IMEのON/OFFの切り替え”にすることも可能だ。

キーのカスタム割り当て設定の画面をアップデート

 そのほかにも、多くの不具合が修正された。また、「切り取り&スケッチ」(英語名:Snip & Sketch)の新しいプレビュー版がロールアウトされ、一部環境でシングルウィンドウモードやズームといった新機能が利用できるようになっている。