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新しい「Cortana」が米国でロールアウト ~「Windows 10 20H1」Build 18945

新しいテキストカーソルインジケーター、「エクスプローラー」の新しい検索機能なども

「Windows 10 Insider Preview」Build 18945(20H1)

 米Microsoftは7月26日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18945(20H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。「Windows 10 20H1」は、「Windows 10 19H2」の次にリリースされる機能アップデート。来年の春に正式公開される予定だ。

 本ビルドでは、新しい「Cortana」が米国でロールアウトされた。同社は最近、タスクバーで検索と“Cortana”を分離したり、「Cortana」を単体のベータ版アプリとして提供するなど、パーソナルアシスタント「Cortana」をシステムから分離する取り組みを進めている。将来的には「Cortana」の代わりに「Alexa」などのサードパーティ製アシスタントが利用できるようになることも期待されている(参考記事)。

 新しい「Cortana」はまだベータ版ながら、“Bing”を利用した回答、アシスタントとの会話、アプリの起動、リストの管理、リマインダーやアラーム、タイマーのセットといった従来の「Cortana」の機能のほとんどをサポートする上、ライトテーマとダークテーマの切り替えなどをサポートする。また、音声と言語のモデルがアップデートされ、パフォーマンスと信頼性が大きく向上しているという。

新しい「Cortana」が米国でロールアウト

 「Windows Subsystem for Linux(WSL)」では、「WSL 2」の改善が行われた。とくに「WSL 2」のLinuxネットワークアプリが“localhost”で接続できるようになったのは大きな進歩といえるだろう。

 さらに、アクセシビリティ機能の強化も進められた。「ナレーター」によるメールの読み上げが改善されたほか、新しいテキストカーソルインジケーターが導入されている。テキストカーソルインジケーターのカスタマイズは、「設定」アプリの[簡単操作]に新設された[Text Cursor]セクションでオプションを有効化すると可能となる。

「設定」アプリの[簡単操作]に新設された[Text Cursor]セクションでテキストカーソルインジケーターを有効化

 そのほかにも、一部ユーザーを対象にテスト展開されていた「エクスプローラー」の新しい検索機能がすべてのユーザーにロールアウトされた。また、「スマホ同期」(Your Phone)アプリが対応するスマートフォンモデルが拡充されている。

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