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パスワードレスサインインのオプションを追加 ~「Windows 10 20H1」Build 18936が公開
タスクバーのカレンダーパネルから直接スケジュール登録、「スマホ同期」のスクリーン共有対応も拡充
2019年7月11日 11:45
米Microsoftは7月10日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 18936(20H1)を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。「Windows 10 20H1」は、「Windows 10 19H2」の次にリリースされる機能アップデート。テスト中に大きな問題がなければ、来年の春に正式公開される予定だ。
Build 18936ではMarvellドライバーがアップデートされ(v15.68.17013.110)、「スマホ同期」(Your Phone)アプリのスクリーン共有機能に対応するSurfaceデバイスが拡充された。現在、以下のデバイスでスクリーン共有がサポートされている。
- Surface Laptop
- Surface Laptop 2
- Surface Pro 4
- Surface Pro 5
- Surface Pro 6
- Surface Book
- Surface Book 2
なお、Android端末側の対応モデルに変更はないようだ。
そのほかにも、タスクバーから呼び出せるカレンダー機能が強化。日付けをクリックするとテキストボックスが現れ、その場でスケジュールを登録できるようになった。わざわざ「カレンダー」アプリを起動しなくてもよい。
また、パスワードレスでデバイスへサインインするオプションが導入された。「設定」アプリの[アカウント]-[サインイン]セクションでこのオプションを有効化すると、当該デバイス上の“Microsoft アカウント”がすべて“Windows Hello”によるサインインに切り替わり、PINコードや指紋、顔認証で簡単にWindows 10へサインインできるようになる。
ただし、このオプションがロールアウトされているのは一部のユーザーのみだ。設定画面にオプションが見当たらない場合は、1週間後にもう一度確認するとよい。