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「アバスト」v19.7.2388が公開 ~有償版ラインナップはシンプルに再編
スキャン後自動でパソコンをシャットダウンする設定などを追加
2019年8月23日 06:30
チェコのAVAST Softwareは8月16日(現地時間)、無料の「アバスト無料アンチウイルス」を含むセキュリティソフト「アバスト(Avast)」シリーズの最新版v19.7.2388を公開した。また、合わせて有償版のラインナップをシンプルに刷新することも発表されている。
「アバスト」v19.7.2388の変更点
今回公開されたv19.7.2388では、マルウェアスキャンの終了後にパソコンを自動でシャットダウンできるようになった。設定画面の[プロテクション]-[ウイルス スキャン]にある[スキャン終了後にコンピューターをシャットダウン]オプションで有効化できる。
また、“ウェブ シールド”で“QUIC”および“HTTP3”をスキャンするかどうかをコントロールするオプションが、[プロテクション]-[メイン シールド]-[ウェブ シールド]タブに追加された。
さらに、Google Analyticsへの情報提供と、Avast傘下のマーケティング分析企業Jumpshotへの情報提供を分けて許可・拒否できるようになった。設定画面の[一般]-[個人のプライバシー]で[製品のパフォーマンスと使用状況の分析のために、第三者との使用状況データの共有を許可します]オプションでGoogle Analytics、[傾向、ビジネス、マーケティングの分析のために、第三者との使用状況データの共有を許可します]オプションでJumpshotへの情報提供をコントロールできるという。
そのほか、まれに「アバスト」のセルフディフェンス機能によりWindows 10のアップデートがブロックされることがある不具合や、「Thunderbird」でメールが送受信できなくなる不具合なども修正されている。
有償版ラインナップの再編
有償版ラインナップは、従来“プロ”・“インターネットセキュリティ”・“プレミア”に分かれていたエディションが旧“プレミア”に相当する機能を備えた“プレミアム セキュリティ”に1本化された。従来の“プロ”・“インターネットセキュリティ”を利用しているユーザーも“プレミアム セキュリティ”に自動で移行される予定。
また、これまで利用可能なデバイスの台数によって細かく分割されていた製品も1台のみで利用できる通常版と、最大10台で利用できる“マルチデバイス版”の2種類に統合されている。
「アバスト」は、“シールド”と呼ばれる保護システムでファイルシステムやWebブラウザー、メールソフトなどを防御するセキュリティソフト。64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応しており、ウイルス対策を中心とした基本機能を提供する無償の“無料アンチウイルス”のほか、ランサムウェア・フィッシング対策やプライバシー保護機能、インストール済みアプリを最新に保つ機能などを備える有償版“プレミアム セキュリティ”がラインナップされている。
ソフトウェア情報
- 「アバスト無料アンチウイルス」
- 【著作権者】
- AVAST Software s.r.o.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 19.7.2388(19/08/16)