ニュース
リモート開発で「Alpine Linux」をサポート~「Visual Studio Code」の2019年8月更新
HTML/CSSの“IntelliSense”からMDNのドキュメントへ遷移する機能なども導入へ
2019年9月5日 15:01
米Microsoftは9月4日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2019年8月アップデート(v1.38)を正式リリースした。本バージョンは、「TypeScript 3.6.2」を同梱。既存機能の強化が図られている。
まず、グローバル検索で大文字・小文字を保持するオプションが追加された。単一ファイルでの検索・置換ではv1.37ですでにサポートされているが、複数のファイルをまたがった検索・置換でも利用できるようになった。[Ctrl]+[Enter]キーで改行して、複数行の検索を行う機能も追加されている。
また、同じくv1.37からサポートされた、設定エディターで文字列リストを編集する機能も改善。最小、最大、列挙値、パス名のパターン(glob patterns)が正しいかどうかをチェックするバリデーションの仕組みが導入された。
そのほかにも、差分エディターで削除したコンテンツをコピー・復元する機能や、[行に移動]コマンドで“-1”を指定してファイル末尾に移動する機能を新たにサポート。コード補完やヒント、デバッグ関連の機能も強化され、HTML/CSSの“IntelliSense”からMDNのドキュメントへ遷移する機能などが導入された。また、リモート開発(WSL、コンテナー)では「Alpine Linux」などが新たにサポートされている。
「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。JavaScript、TypeScript、Node.jsを組み込みでサポートし、強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー対応の拡張機能を追加することで、幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることも可能。
📢 The August iteration is here 🎉 You can now copy/revert changes in the diff editor, use multi-line search, and more!
— Visual Studio Code (@code)September 4, 2019
Check for updates and see what's new:https://t.co/J7PpH52iPDpic.twitter.com/9YLQH8HLbz
ソフトウェア情報
- 「Visual Studio Code」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.38(19/09/04)