ニュース
製品アイコン全体をアップデートして統一感を向上 ~「Visual Studio Code」の2019年7月更新
設定画面やエディター、ターミナルなどで多くの機能改善
2019年8月23日 13:17
米Microsoftは8月9日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2019年7月アップデート(v1.37)を正式リリースした。本バージョンではすべての製品アイコンがアップデートされ、スタイル、色、サイズの統一が図られたほか、設定画面やエディター、ターミナルなどで多くの機能改善が行われている。
まず、設定エディターで文字列リストを編集できるようになった。[項目の追加]ボタンを押すとリストの末尾にテキストボックスが現れ、新しい文字列を追加できる。そのほかにも設定関連では、“editor.renderWhitespace”オプションがサポートされた。これを有効にすると、テキストの選択エリア内だけ空白文字が表示されるようになる。ドキュメント全体で空白の表示を有効化すると目に煩わしいが、これであればさほど問題にはならないし、不要な空白を見つけるのも容易だ。
次に、[検索]ビューにリストアップされたファイルの右クリックメニューに[エクスプローラーで表示します]コマンドが導入された。ファイルのあるフォルダーを手軽に「エクスプローラー」で表示できるようになる。エディターの検索ウィジェットも改善されており、置換の際、元のテキストの大文字・小文字を保持した置き換えが可能になっている([保持する]オプション)。
そのほかにも、統合ターミナルの検索順が下から上に変更され、直感的なボトムアップ検索が可能になった。また、SCSSインポート(@import)の解決処理が改善されたほか、「Remote Development」拡張機能を利用したリモート開発にチュートリアルが追加されている。
「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。JavaScript、TypeScript、Node.jsを組み込みでサポートし、強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー対応の拡張機能を追加することで、幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることも可能。
ソフトウェア情報
- 「Visual Studio Code」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.37(19/08/08)