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「Sleipnir 6」の独自フォントレンダリング処理が「Sleipnir 4」でも利用可能に
旧バージョンからのアップデートでは既定で無効化されているので注意
2019年9月9日 14:10
フェンリル(株)は9月5日、タブブラウザー「Sleipnir 4 for Windows」v4.7.0および「Sleipnir 6 for Windows」v6.4.1を公開した。現在、同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。
「Sleipnir」は、老舗の国産Webブラウザー。「Internet Explorer」コンポーネント(レンダリングエンジン“Trident”)を採用し、当時は先進的であったタブ切り替え式のユーザーインターフェイスを実現したことで人気を獲得。その後もバージョンアップを重ねながら、レンダリングエンジンの切り替え(Trident、Gecko、WebKit。Geckoはのちにサポート終了、WebKitはBlinkに置き換え)機能やプラグイン機能の導入、カスタマイズ機能の強化、マウスジェスチャーをはじめとする上級者向け機能の拡充を進め、支持を広めてきた。
現在は、“Trident”と“Blink”エンジンを切り替えられる旧シリーズの「Sleipnir 4」と、“Blink”エンジンのみを搭載してデザインを刷新した現行版「Sleipnir 6」がメンテナンスされている。
今回のアップデートでは、“Blink”エンジンがアップデートされたほか、いくつかの問題が修正された。
また、「Sleipnir 6」のフォントレンダリング機能が「Sleipnir 4」に移植された。現行版の「Sleipnir」はフォントの描画を“Blink”に任せず、自前で行うことで美しいレンダリングを実現しているが、古い「Sleipnir 4」でも独自レンダリング処理の恩恵を受けられるようになった。
ただし、Webページの表示に与える影響が大きいため、旧バージョンからのアップデートでは既定で無効化されている(新規インストールの場合は有効)。利用したい場合は、ユーザーの手でオプションを有効化する必要があるので注意したい。
ソフトウェア情報
- 「Sleipnir 4 for Windows」
- 【著作権者】
- フェンリル(株)
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.7.0(19/09/05)
- 「Sleipnir 6 for Windows」
- 【著作権者】
- フェンリル(株)
- 【対応OS】
- Windows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 6.4.1(19/09/05)