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「Thunderbird 68.2.0」が公開 ~「Thunderbird 60」系統からの自動更新が開始(10月25日追記)

“critical”1件を含む脆弱性9件を修正

「Thunderbird」v68.2.0

 Mozillaは10月22日(米国時間)、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v68.2.0を公開した。本バージョンは、不具合の修正が中心のメンテナンスアップデート。「Thunderbird 60」系統を利用している場合は、本バージョンから「Thunderbird 68」系統への自動アップデートが提供される。

 「Thunderbird 68.2.0」では、アドオンからメッセージの表示と検索を行うためのAPIを追加。“ダーク テーマ”における未読メッセージの表示が改善されたほか、メーリングリストの編集や32bit版から64bit版へのアップデートの際に発生していた不具合が解消された。また、再起動後にアプリケーションのウィンドウズサイズが維持されない問題も修正されている。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在公式サイト“thunderbird.net”からダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10/Server 2008 R2に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

10月25日編集部追記: 「Thunderbird」のセキュリティアドバイザリが更新され、v68.2.0では9件の脆弱性が修正されていることが報告された。内訳は、同社の基準で4段階中最も高い深刻度の“critical”が1件、2番目に高い“high”が3件、3番目に高い“moderate”が5件となっている。