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NVIDIA、GPUドライバーと「GeForce Experience」のセキュリティアップデートを公開

最新版への更新を

同社が公開したセキュリティ情報

 米NVIDIAは11月6日(現地時間)、自社製品のセキュリティ情報を公開した。同社製GPUのディスプレイドライバーと、そのユーザー向けに無償提供しているユーティリティアプリ「GeForce Experience」に複数の脆弱性が存在するという。

 同社が公開したセキュリティ情報によると、ディスプレイドライバーで修正された脆弱性はCVE番号ベースで9件。サービス拒否(DoS)や特権の昇格、情報漏洩などにつながる恐れがある。深刻度は“CVSS v3”の基本値で最大“7.8”。脆弱性の影響を受ける製品は“GeForce”、“Quadro”、“NVS”および“Tesla”で、Windows環境で“GeForce”を利用している場合、v441.12の“R440”ドライバーへ更新する必要がある。

 最新版のドライバーは現在、同社のWebサイトから無償で入手可能。同社が提供するユーティリティ「GeForce Experience」を利用してアップデートすることもできる。

 一方、「GeForce Experience」ではCVE番号ベースで3件の脆弱性が修正された。任意コードの実行やサービス拒否(DoS)、情報漏洩などにつながる恐れがあり、深刻度は“CVSS v3”の基本値で最大“7.8”と評価されている。v3.20.1へのアップデートが必要だ。

 なお、「GeForce Experience」v3.20では、[Alt]+[F3]キーでプレイ中のゲームに“FreeStyle”フィルターを適用する機能やプロセスの統合によるメモリ使用量の削減、最適化可能なゲームの拡充などが行われている。

ソフトウェア情報

「GeForce Experience」英語版
【著作権者】
NVIDIA Corporation
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.20.1.57(19/11/04)