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「GeForce Experience」v3.20.2が公開、1件の脆弱性を修正

“GeForce”のユーザーに無償提供しているWindows向けユーティリティアプリ

同社が公開したセキュリティ情報

 米NVIDIAは12月23日(現地時間)、「GeForce Experience」の最新版v3.20.2.34をリリースした。脆弱性を1件修正したとして、セキュリティ情報も公開されている。

 「GeForce Experience」は、同社製GPU“GeForce”のユーザー向けに無償提供しているユーティリティアプリ。グラフィックスドライバーを最新版へアップデートする機能や、ビデオ・スクリーンショット・ライブストリーミングをキャプチャーして他のユーザーと共有する機能、ゲームの設定を最適化する機能などを備える。対応OSはWindows 7/8/8.1/10で、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。11月にリリースされたv3.20では、[Alt]+[F3]キーでプレイ中のゲームに“FreeStyle”フィルターを適用する機能やプロセスの統合によるメモリ使用量の削減、最適化可能なゲームの拡充などが行われた。

 今回リリースされたv3.20.2は、不具合の修正が中心のマイナーアップデート。“GameStream”が有効な場合にサービス拒否(DoS)や特権昇格が引き起こされる可能性のある欠陥(CVE-2019-5702)が修正されている。本脆弱性の深刻度は、“CVSS v3”の基本値で“8.4”。「GeForce Experience」v3.20.2より前のすべてのバージョンに影響するため、アップデートを怠らないようにしたい。

ソフトウェア情報

「GeForce Experience」英語版
【著作権者】
NVIDIA Corporation
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.20.2.34(18/12/23)