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便利な試験的機能をいくつか追加した「GeForce Experience」v3.20.5 ~3件の脆弱性も修正
“RTX 30”環境で8K HDR 30FPSの“Shadowplay”録画が可能に
2020年10月23日 12:58
米NVIDIAは10月22日(現地時間)、同社製GPU“GeForce”のユーザー向けに無償提供しているユーティリティアプリ「GeForce Experience」の最新版v3.20.5を公開した。64bit版のWindows 7以降に対応しており、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
「GeForce Experience」は、“GeForce”グラフィックスカードのサポートアプリケーション。ドライバーを最新の状態に保ったり、ゲーム設定を自動的に最適化できるほか、ゲームプレイをキャプチャーして友人と共有する機能などを備える。
最新版のv3.20.5では、ゲーム内オーバーレイ(設定画面で有効化し、[Alt]+[Z]キーで起動)が強化。新しいパフォーマンスモニタリングメトリクスがベータ版として追加された。[Alt]+[R]キーでON/OFF可能で、FPSをはじめとする詳細なパフォーマンス統計、温度、レイテンシメトリクスなどを確認できる。また、[Performance]パネルではワンクリックでGPUの監視とチューニングが可能。“RTX 30”および“RTX 20”シリーズのデスクトップ向けGPUには、最適のオーバークロック設定をスキャンしてGPUチューニングプロファイルをユーザーに代わって管理する自動チューナーも提供されている。
なお、これらのベータ機能を利用するには設定画面で試験的機能を有効化する必要があるので注意したい。
そのほかにも、“RTX 30”環境で8K HDR 30FPSでの“Shadowplay”録画が可能になった。“GeForce GTX 950”以上のGPUでも、最大4K HDRでの録画がサポートされている。
脆弱性の修正は3件で、コード実行やサービス拒否(DoS)、特権の昇格、情報漏洩につながる可能性のある問題が対処された。共通脆弱性評価システム“CVSS v3”の基本値は“8.2”。できるだけ早いアップデートが望ましい。
ソフトウェア情報
- 「GeForce Experience」
- 【著作権者】
- NVIDIA Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版のWindows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.20.5.70(20/10/22)