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「Visual Studio Code」の2019年10月更新が発表 ~「TypeScript 3.7」「Electron 6」へ更新

比較的小規模な改善が中心

「Visual Studio Code」v1.40

 米Microsoftは11月7日(現地時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2019年10月アップデート(v1.40)を正式リリースした。今回のリリースは“GitHub”に寄せられた問題指摘と改善案(イシュー)の整理や修正要求(プルリクエスト)の消化に重点が置かれており、比較的小規模な改善が中心となっている。

 たとえば、ユーザーインターフェイス面では、サイドパネルの切り替えを行う“アクティビティ バー”にアクティブなパネルを示すインジケーターが追加されたほか、アクティブ・非アクティブの区別がつきやすいよう、アイコンのコントラスト調整が行われた。テーマ機能が拡張され、ウィンドウの境界線の色を指定できるようになったのも、本リリースの変更点だ。“禅モード”での通知を減らしたり、ミニマップのスケーリングとフォントレンダリングを改善したり、GPUアクセラレーションで描画が乱れる環境のために無効化オプションを導入するといった改善も行われた。

 そのほかにも、「TypeScript」が「TypeScript 3.7」へ、「Electron」が「Electron 6」(v6.1.2)へとアップデートされた。「Electron 6」にも影響する“WebAudio”のゼロデイ脆弱性は未修正なので、修正版のリリースに注意したい。

 「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。JavaScript、TypeScript、Node.jsを組み込みでサポートし、強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー対応の拡張機能を追加することで、幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに利用している場合は、自動更新機能を用いてアップデートすることも可能。

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」Windows向け安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.40(19/11/07)