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無料の画像編集ツール「GIMP 2.10.14」が公開 ~キャンバス外の画像も表示可能に
非表示にしたレイヤーを編集できるようになるなどの変更も
2019年11月11日 20:43
フリーの画像編集ツール「GIMP」の最新安定版v2.10.14が、10月31日に公開された。今回のアップデートでは、キャンバス領域の外にはみ出た画像も表示できるようになっている。
以前の「GIMP」では、移動や変形でキャンバス領域外にはみ出てしまった部分は選択範囲の境界が点線で表示されるのみで、画像自体は表示されなかった。本バージョンでは、[表示]メニューの[Show All]オプションをONにすることで、キャンバス領域外に出た部分も表示することが可能になっている。
また、影を追加するフィルターにより元のレイヤーの範囲外に影が付加された場合などに、レイヤーの範囲を自動で拡張できるようになったほか、非表示にしたレイヤーを編集できるようになった。そのほか、[自由選択]ツールの使い勝手が向上し、[Alt]キーを押しながらのドラッグで選択範囲を移動するなどの操作が可能になっている。
そのほか、高さマップから法線マップを生成する[Normal Map]フィルターが追加されるなどの、変更が施されている。
「GIMP」は、Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在同プロジェクトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7以降に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「GIMP for Windows」
- 【著作権者】
- Spencer Kimball, Peter Mattis and the GIMP Development Team
- 【対応OS】
- Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 2.10.14(19/10/31)