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無料の音声編集ツール「Audacity」v2.3.3が公開 ~EQがグライコとFilter Curveに分割

M4A(AAC)形式での書き出し時の音声品質設定がファイル保存ダイアログに統合

「Audacity」v2.3.3

 クロスプラットフォーム対応の定番音声編集ツール「Audacity」v2.3.3が、11月22日に公開された。今回のアップデートでは、“イコライゼーション”エフェクトが周波数ごとのスライダーで調節する“グラフィックEQ”と折れ線グラフで調節する“Filter Curve”に分割されるなどの仕様変更がほどこされた。

“グラフィックEQ”エフェクト
“Filter Curve”エフェクト

 また、M4A(AAC)形式での書き出し時の音声品質設定がファイル保存ダイアログに統合されたほか、音声の書き出し時は[ソロ]ボタンの状態を反映しない仕様に変更されている。さらに、紛らわしい重複した機能が統合された。

 そのほか、複数トラックをタイムシフトさせようとするとクラッシュする不具合などが修正された。なお、macOS 10.15 Catalinaは正式サポートされておらず、マイクからの録音に失敗する問題が発生しているが、「Audacity」の公式フォーラムで回避策が紹介されている

 「Audacity」は、Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在公式サイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Audacity」
【著作権者】
Audacity Team
【対応OS】
Windows 7/8/10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.3.3(19/11/22)