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定番音楽プレイヤー「foobar2000」v1.5が公開 ~楽曲のプロパティダイアログを刷新
そのほかにも使い勝手を向上させる改善が随所に
2019年12月2日 15:10
定番音楽プレイヤー「foobar2000」の最新版v1.5が、11月29日に公開された。新機能を盛り込んだメジャーバージョンアップとなっている。
「foobar2000」は、2002年から開発が続けられている老舗のミュージックプレイヤー。動作が軽快な点や、幅広いメディア形式をサポートする点が魅力だ。初期状態は非常にシンプルだが、コンポーネントを追加して機能を自由に拡張できる仕組みになっており、レイアウトやデザインをカスタマイズして完全に見た目を変えてしまうことすら不可能ではない。対応OSはWindows XP/Server 2003以降で、現在“foobar2000.org”から無償でダウンロード可能。Windows 10ならば“Microsoft Store”で配信されているストアアプリ版も利用できる(執筆時現在のバージョンはv1.4.8)。
v1.5の目玉は、モダナイズされた楽曲のプロパティダイアログだ。新しいプロパティダイアログは楽曲のメタデータ(タグ)やファイルの詳細情報を表示するだけでなく、アルバムアートの追加や削除、リプレイゲインのスキャンといったツールが統合されており、従来よりも高機能になった。パフォーマンスも大幅に向上しており、大量のトラックを選択した状態でプロパティを開く操作も軽々と行える。
そのほかにも、使い勝手を向上させる改善が随所に加えられている。たとえば、確認ダイアログの多くに“今後このメッセージを表示しない”というオプションが追加され、煩わしいプロンプトを減らせるようになった。非同期ドラッグ&ドロップが実装され、マウス操作による「foobar2000」と他のアプリとの間でファイルをやり取りする際にラグが発生しにくくなったのもうれしい改善といえるだろう。
さらに内部的な変更として、「FFmpeg 3.4.6」がMicrosoftのコンパイラーでコンパイルされるようになり、バイナリサイズが縮小。「FLAC 1.3.3」などライブラリのアップデートも行われた。MP3ファイルの埋め込みキューシートがサポートされたほか、cue+bin形式のCDイメージの読み取りも新たに実装されている。
ソフトウェア情報
- 「foobar2000」
- 【著作権者】
- Peter Pawlowski 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.5(19/11/29)