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WebViewアプリからデータが消える問題を解決 ~Android向け「Google Chrome 79」が再公開

データの損失は回避

“bugs.chromium.org”における当該不具合のスレッド

 米Googleは12月17日(現地時間)、Android向け「Google Chrome」の最新安定版v79.0.3945.93をリリースした。Android向け「Google Chrome 79」は“WebView”を利用したアプリでデータが表示できなくなる問題が報告されたためロールアウトが中止されていたが、この問題は解消されたとのこと。

 「Google Chrome 79」にはローカルストレージとデータベースが正しく移行されない不具合があり、“WebView”を用いたアプリで既存のユーザーデータにアクセスできなくなる問題が発生していた。

 この状態で新たにデータが作成されると、移行できなかった古いデータと新たに作成されたデータが併存してしまい、最悪、移行処理により片方のデータが失われることが懸念されていたが、同社は新しいデータをリネーム・バックアップした上で古いデータを移行することでこの問題を回避したとしている。

 Android向け「Google Chrome 79」ではパスワードの漏洩をチェックする機能が統合されたほか、“WebXR Device API”が導入された。また、ドラッグ&ドロップやオプションメニューを利用したブックマークの並び替えがサポートされている。