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Microsoft、Windows検索のインデクサーを診断するツール「Indexer Diagnostics」をベータ公開
インデクサーの対象・除外フォルダーの管理やトラブル発生時のリセット機能も
2020年1月16日 06:45
米Microsoftは1月3日(現地時間)、「Indexer Diagnostics」を“Microsoft Store”で無償公開した。検索機能「Windows Search」を高速化するインデクサー(Indexer)の状態を診断したり、問題を解決するための公式ツールで、ベータ版としての提供となる。
Windowsを利用していると、「Microsoft Windows Search Indexer」と呼ばれるバックグラウンドプロセス(サービス)がCPUを占有していることがある。これはOSの検索機能を高速化するため、ファイルシステムをスキャンして“索引(インデックス)”を作成するプロセスで、システムにとって重要なものだ。とはいえ、表面上何をしているのかわかりにくかったり、ときどきトラブルを起こす厄介なプロセスでもある。なかにはサービスを無効化してしまってる人もいるのではないだろうか。
「Indexer Diagnostics」を利用すると、この「Microsoft Windows Search Indexer」がどのような動きをしているのかを調査することが可能。指定したファイルがインデックスされているかを調査したり、インデックスするフォルダーを追加・削除したり、トラブルが発生した場合にインデクサーをリセットすることもできる。また、インデクサーの挙動が怪しい場合にログを収集し、「イベント ビューワー」で表示する機能や、「フィードバック Hub」で不具合を報告する機能なども備える。
なお、「Indexer Diagnostics」は「Windows 10 April 2018 Update」以降で利用可能。利用の際は、管理者権限が必要となる。
ソフトウェア情報
- 「Indexer Diagnostics」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 10 April 2018 Update以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1912.19.1.0