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Microsoft、Windows検索のインデクサーを診断するツール「Indexer Diagnostics」をベータ公開

インデクサーの対象・除外フォルダーの管理やトラブル発生時のリセット機能も

「Indexer Diagnostics」v1912.19.1.0

 米Microsoftは1月3日(現地時間)、「Indexer Diagnostics」を“Microsoft Store”で無償公開した。検索機能「Windows Search」を高速化するインデクサー(Indexer)の状態を診断したり、問題を解決するための公式ツールで、ベータ版としての提供となる。

 Windowsを利用していると、「Microsoft Windows Search Indexer」と呼ばれるバックグラウンドプロセス(サービス)がCPUを占有していることがある。これはOSの検索機能を高速化するため、ファイルシステムをスキャンして“索引(インデックス)”を作成するプロセスで、システムにとって重要なものだ。とはいえ、表面上何をしているのかわかりにくかったり、ときどきトラブルを起こす厄介なプロセスでもある。なかにはサービスを無効化してしまってる人もいるのではないだろうか。

OSの検索機能を高速化するためインデックスを生成する「Microsoft Windows Search Indexer」

 「Indexer Diagnostics」を利用すると、この「Microsoft Windows Search Indexer」がどのような動きをしているのかを調査することが可能。指定したファイルがインデックスされているかを調査したり、インデックスするフォルダーを追加・削除したり、トラブルが発生した場合にインデクサーをリセットすることもできる。また、インデクサーの挙動が怪しい場合にログを収集し、「イベント ビューワー」で表示する機能や、「フィードバック Hub」で不具合を報告する機能なども備える。

Search is notworking:トラブル発生時にインデクサーをリセットする機能
Is my file indexed?:指定したファイルがインデックスされているかを調査
What is being indexed?:インデクサーの対象・除外フォルダーの管理

 なお、「Indexer Diagnostics」は「Windows 10 April 2018 Update」以降で利用可能。利用の際は、管理者権限が必要となる。

ソフトウェア情報

「Indexer Diagnostics」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10 April 2018 Update以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1912.19.1.0