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“Surface Pro X”などarm64端末でHyper-Vが利用可能に ~「Windows 10」Build 19559

日本語IMEや「エクスプローラー」、「イベント ビューアー」の問題を解決

Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build 19559を“Fast”リングでリリース

 米Microsoftは2月5日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 19559を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。“Windows Update”を介して最新ビルドへアップデートできる。

 Build 19559における変更は、先週のビルドと同様、不具合の修正がメイン。日本語IMEなどの変換候補ウィンドウで発生していたトラブルや、HEIC/RAWファイルを含むフォルダーから離れると「エクスプローラー」がクラッシュする問題、サイズの大きな特定のTIFファイルを削除しようとすると「エクスプローラー」がハングする欠陥、最近特定のイベントを選択したときに「イベント ビューアー」がクラッシュする問題、“KMODE EXCEPTION NOT HANDLED”エラーでグリーンスクリーン(Windows InsiderビルドではBSoDエラーの際、画面が青ではなく緑になる)になる問題などが修正された。

 そのほかにも、“Surface Pro X”などarm64デバイスで「Hyper-V」機能を表示・インストールできるようになった。ただし、このオプション機能を導入するには“Pro”以上のエディションが必要だ。

 “Windows Insider Program”の“Fast”リングでは、開発ブランチ(rs_prerelease)のビルドが直接提供される。このビルドは「Windows 10」のリリースサイクルとは紐づけられておらず、試験実装中の新機能は次期バージョンの「Windows 10」に導入されるとは限らない。しかし、将来の「Windows 10」がどのようなものになるのかを体験したいユーザーにとっては魅力的なビルドといえるだろう。