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新しい「カレンダー」アプリのプレビューが開始 ~「Windows 10」Build 19564が“Fast”リングに

アプリのグラフィックスパフォーマンス設定をカスタマイズする画面もアップデート

Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build 19564を“Fast”リングでリリース

 米Microsoftは2月12日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 19564を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。“Windows Update”を介して最新ビルドへアップデートできる。

 “Windows Insider Program”の“Fast”リングでは、開発ブランチ(rs_prerelease)のビルドが直接提供される。さまざまな新機能が先行実装されているが、このビルドは「Windows 10」のリリースサイクルとは紐づけられておらず、そのまま次期バージョンの「Windows 10」に採用されるとは限らないので注意したい。

 最新のBuild 19564では、アプリに外部GPUを割り当てるなどしてグラフィックスパフォーマンス設定をカスタマイズする[グラフィックスの設定]画面をアップデート。これまではアプリを逐一リストに追加し、オプションを変更するというスタイルだったが、最新版ではアプリが自動で一覧されるようになった。もしアプリがリストアップされていない場合は、手動で追加できる。

 アプリのグラフィックス設定は既定でOSに任せるよう設定されているが、これはユーザー側で自由に変更が可能。アプリを探すのに便利な検索ボックスとフィルターが追加されたのも、細かいながら気の利いた改善点だ。

Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build 19564を“Fast”リングでリリース

 そのほかにも、新しい「カレンダー」アプリのプレビューテストがアナウンスされている。新しい「カレンダー」アプリでは30以上のテーマから好みのものが選択できるようになったほか、“月”画面に1日の予定を手軽にチェックできるアジェンダペインが追加された。イベントの作成も簡素化されており、より気軽にスケジュールの登録が可能だ。画面左側のナビゲーションもコンパクトになり、スケジュール画面が広く取られるようになった。同期しているカレンダーアカウントは、アイコンで簡単に切り替えられる。

新しい「カレンダー」アプリ。Build 19564より前のビルドでも試せる

 プレビュー版「カレンダー」アプリを試したい場合は、画面右上に新設されたトグルスイッチをONに切り替えればよい。気に入らなければ、元に戻すこともできる。

トグルスイッチをONに切り替えればプレビュー版「カレンダー」アプリを試せる