ニュース

プレビュー版Windows 10がARM64 VHDXでも提供開始 ~Hyper-V仮想マシンでテスト可能

「Windows 10 Insider Preview」Build 19631が“Fast”リングに

「Windows 10 Insider Preview」Build 19631を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開

 米Microsoftは5月21日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 19631を“Windows Insider Program”の“Fast”リングに参加するユーザーに対して公開した。“Windows Update”を介して最新ビルドへアップデートできる。

 “Windows Insider Program”の“Fast”リングは、開発ブランチのビルドを直接提供するリング。次期バージョンの「Windows 10」に採用されるとは限らないものの、新機能がいち早く実装・テストされる。本ビルドはいつもの“RS_PRERELEASE”ブランチではなく、前回のBuild 19628に引き続き“MN_RELEASE”ブランチから供給されているが、内容は不具合の修正がメインだ。

 なお、今回のリリースにあわせて“Surface Pro X”などのARM64デバイスで利用できる仮想ディスクドライブ(VHDXファイル)の提供も開始された(内容は今月初めにリリースされたBuild 19624)。ARM64の「Hyper-V」がサポートされたBuild 19559以降で利用できる。このARM64 VHDXは今後も定期的にリリースされるとのこと。

プレビュー版「Windows 10」がARM64 VHDX形式でも提供開始

 対応CPUは“Microsoft SQ1”、“Qualcomm Snapdragon 8cx”、“Qualcomm Snapdragon 850”の3つ。Windows 10のエディションは“Pro”または“Enterprise”が必要となる。なお、ネストされた仮想化には対応していないので注意。