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「Windows 10」Build 20231のISOイメージファイルが公開 ~ARM64 VHDXでも提供

Windowsの新しいセットアップ画面(OOBE)などをテストできる

「Windows 10」Build 20231のISOイメージファイルが公開

 米Microsoftは10月7日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 20231のISOイメージファイルを無償公開した。ISOイメージファイルの更新は、8月末のBuild 20201以来。

 Build 20231ではWindowsのセットアップ画面(OOBE)でPCの用途(ゲームやビジネスなど)を選択し、それに基づきデバイスをカスタマイズする機能がテスト導入されている。この機能をテストするにはOSをリフレッシュするか、再インストールする必要があるが、今回リリースされたISOイメージファイルはOSの再インストールに役立つ。

 また、ARM64デバイスで利用できる仮想ディスクドライブ(VHDXファイル)もBuild 20231にアップデートされた。“Surface Pro X”などのARM搭載デバイスでテストする場合は、VHDXファイルを利用した方が手軽かもしれない。対応CPUは“Microsoft SQ1”、“Qualcomm Snapdragon 8cx”、“Qualcomm Snapdragon 850”の3つで、「Hyper-V」を有効化したBuild 19559以降の「Windows 10 Pro」「Windows 10 Enterprise」が必要だ。

ARM64 VHDXでも提供

 そのほかにも、タスクバーの通知領域に統合された「Skype」の“今すぐ会議(Meet Now)”機能Windows検索の結果ページのダークテーマext4ファイルシステムを「WSL 2」経由でマウントする機能絵文字ピッカー・音声入力・タッチキーボードの改善などをテストできる。ただし、一部のユーザーから段階的にロールアウトされている機能もあり、すべてが利用できるとは限らないので注意したい。