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Dev版「Windows 10」Build 20201が公開 ~ISOイメージファイルもアップデート

変更点は不具合の修正がメイン

Microsoft、「Windows 10 Insider Preview」Build 20201を“Windows Insider Program”の“Dev”チャネルに公開

 米Microsoftは8月21日(現地時間)、「Windows 10 Insider Preview」Build 20201を“Windows Insider Program”の“Dev”チャネルに参加するユーザーに対して公開した。現在、“Windows Update”を介してアップデート可能。対応する「Windows SDK」もリリースされている。

 本ビルドには目新しい新機能は含まれておらず、不具合の修正が主となっている。チート防止ツール「Easy Anti-Cheat」が組み込まれた一部の“Microsoft Store”ゲームが起動できない問題や、タスクバーのIMEモードインジケーターがIMEモードを正しく反映しない欠陥、HDRが有効になっているとHDRモニターが黒く表示される不具合、UWPアプリをリサイズすると最大化・最小化・閉じるボタンの位置がずれる問題、アプリの初期化後に呼び出された“SetInputScope”が機能しない不具合などが修正された。

 なお、本ビルドのリリースに合わせISOイメージファイルもアップデートされている。ISOイメージファイルの更新は、先月のBuild 20175以来。DNS/DNS over HTTPS関連の設定UIアプリで利用するGPUを任意で選択する機能、「設定」アプリに移植された「ディスクの管理」などが一足先に体験できる。

 なお、ISOイメージファイルをダウンロードするには“Microsoft アカウント”が必要。ダウンロードページ右上の“Sign in”リンクから、“Windows Insider Program”へ参加しているアカウントでログインすると、ビルドを選択するプルダウンメニューが現れる。このページでは「Windows 10 バージョン 20H2」の“Beta”チャネル(Build 19041)や“Release Preview”チャネル(Build 19041)のビルドもダウンロード可能。一般公開に先立ち、プレリリース検証のために商用顧客への提供がすでに開始されている。

ISOイメージファイルもアップデート

 “Windows Insider Program”の“Dev”チャネルは、アクティブな開発ブランチから最新のビルドが直接提供される。新機能が積極的にテストされる場になっており、トラブルにあった場合に自分で解決できるだけの力は求められるものの、初期機能に積極的なフィードバックを行いたいユーザーにお勧めだ。ただし、機能によっては段階的に解放されるため、すぐには利用できないこともある。また、“Dev”チャネルに追加された機能はあくまでも試験的なもので、製品版に導入されるとは限らないので注意したい。