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Windows版「After Effects」「Media Encoder」に深刻度“Critical”の脆弱性
Adobe、定例外のセキュリティ情報を発行
2020年2月21日 10:30
米Adobe Systemsは2月19日(現地時間)、同社製品のセキュリティ情報を定例外で発表した。「Adobe After Effects」と「Adobe Media Encoder」に致命的な脆弱性が発見され、対策が施されているという。
「Adobe After Effects」(APSB20-09)
Windows版「Adobe After Effects」v16.1.2およびそれ以前のバージョンには境界外書き込みの脆弱性(CVE-2020-3765)が存在し、最悪の場合、外部から任意のコードを実行されてしまう恐れがある。
脆弱性の深刻度は“Critical”。Windows/Mac版ともに「Adobe After Effects」v17.0.3へ更新することが推奨されている。セキュリティアップデートの適用優先度は“3”。
「Adobe Media Encoder」(APSB20-10)
「Adobe Media Encoder」で修正された脆弱性(CVE-2020-3764)も、境界外書き込みで任意コードの実行を招く恐れのあるもの。Windows版v14.0およびそれ以前のバージョンに影響し、Windows/Mac版ともにv14.0.2へのアップデートが推奨されている。
なお、本脆弱性の深刻度も“Critical”と評価されている。セキュリティアップデートの適用優先度は“3”。