モバイル版「Excel」アプリにカードビューが導入 ～横長のテーブルも快適に表示・編集

「Microsoft Excel」の“カード ビュー”をモバイルアプリ（iOS/Android）で一般公開

　米Microsoftは3月31日（現地時間）、「Microsoft Excel」の“カード ビュー”をモバイルアプリ（iOS/Android）で一般公開した。この数週間で順次開放しており、週末までにはロールアウトが完了する見込みだという。

　「Excel」モバイルアプリは外出先でもスプレッドシートを閲覧・編集できて大変便利だが、そのの多くは画面が横長のデスクトップPCやラップトップPCで作成されている。そのため、テーブルデータは横に長く、モバイル環境では縦にも横にもスクロールが発生して非常に読みづらい。

　“カード ビュー”は、こうした問題を解決するために導入されたモバイル専用のビューだ。画面左下に新設された［カード ビュー］ボタンを押すと、1行のデータが1枚のカードにまとめられ、上下並べられる。テーブルデータの表示がカード形式になることで、スマートフォンの幅からあふれてしまったデータも画面内に収まるようになるというわけだ。この一覧表示では、画面下部のツールバーでカード（行）の検索や追加、削除も可能。

　カードをタップすると一覧ビューから詳細ビューに切り替わり、アクティブなカードのデータをリストアップできる。詳細ビューではカード内のデータを編集することも可能だ。

横長のテーブルも快適に表示・編集