残業を減らす!Officeテクニック

スマホのExcelアプリは閲覧専用じゃない! 効率よく編集するコツを伝授

スマートフォンでも効率よく作業しよう

 部下の作成した資料を外出先で確認したいときなど、外出中にExcelファイルを開くために、スマートフォンでExcelアプリを使っている人は多いのではないでしょうか。あるいは、Excel、Word、PowerPointのファイルを扱える統合版の[Microsoft 365]アプリ(旧[Office]アプリ)かもしれませんね。Microsoftの公式アプリなので[OneDrive]アプリとの連携もスムーズです。

Excelアプリでファイルを開いた例。横向き表示も可能。[Microsoft 365]アプリ(旧[Office]アプリ)でも同様

 ピンチイン/アウトの操作で画面の拡大・縮小もできるので、内容の確認に困ることはないでしょう。しかし、確認とあわせて修正しようとすると、画面の小さなスマートフォンでは作業が面倒に感じるはずです。

Excelの機能は一通り揃っているが、スマートフォンの小さな画面で目的の機能を探して操作するのは大変

 本腰を入れて作業するならパソコンでファイルを開いたほうが効率的ですが、例えば、確認作業に必要なフィルターの設定、列幅を広げる、チェックの目印として背景色を塗るといった簡単な処理はスマートフォンで済ませたいですよね。今回は、スマートフォンでExcelファイルを効率よく編集するコツを紹介したいと思います。

画面下部の表示を切り替える

アイコンとシート見出しの切り替え

 ファイルを開いて画面下部に注目してください。アイコン、もしくはシート見出しが表示されます。目的のワークシートがない!?と焦らなくても大丈夫。左端のアイコンから表示の切り替えが可能です。

Excelアプリでファイルを開いて画面下部に注目。アイコン(左)、もしくはシート見出し(右)が表示される。左端のアイコンをタップして切り替え可能

アイコンの意味

 文字列と数値でボタンは異なりますが、画面下部に表示されているアイコンから主な機能にアクセス可能です

文字列(左)と数値(右)でアイコンは異なる。それぞれの機能は以下の通り
  1. シート見出しとアイコン表示の切り替え
  2. カードビューへの切り替え
  3. アクティブセルより下方向の連続するセルを選択
  4. フィルターの設定
  5. 塗りつぶし
  6. 書式のコピー
  7. 小数点以下の表示桁数を減らす
  8. 小数点以下の表示桁数を増やす
  9. 機能の表示

 なお、右下端の[…]や上部の鉛筆のアイコンからメニューを表示することもできますが、スマートフォンではアイコンからの操作に限定して、込み入った作業はしないと割り切るのが効率的です。

右下端の[…]や上部の鉛筆のアイコンからメニューを表示できる。上にスワイプしてメニューを拡張できるが、目視で機能を探すのは面倒。なお、[やり直し]したい場合はメニューから操作することになる

セルの操作

セルの編集モード

 セルが編集可能な状態の場合の挙動も覚えておきましょう。セルのダブルタップ、もしくは数式バーのタップによってセルが編集モードに切り替わります。[×]をタップすればセルの編集はキャンセルされますが、間違ってタップした際は急にメニューが表示されるので戸惑います。

セルをダブルタップしたり、数式バーをタップしたりすると、セルが編集可能な状態になる。意図せずに編集状態に切り替わってしまった時は落ち着いて[×]をタップしよう。もし確定してしまったら[元に戻す]をタップすれば元に戻せる

カードビューの利用

 カードビューは「テーブル」が設定されている表のデータ入力に便利です。テーブル以外の表では、テーブルの作成のほか、画像や図形などを挿入するためのメニューとして利用できます。

テーブル内を選択してカードビューのアイコンをタップするとカード形式の表示に切り替わる。[+]をタップすると新しいレコード(行)を追加できる。元の表示に戻るには[田]をタップする
データを入力して、一覧表示に戻るとデータが追加されていることがわかる
テーブル以外の表ではオブジェクトの挿入メニューの呼び出しとして利用可能。[リボンを開きます]をタップすると、挿入できるオブジェクトの一覧が表示される

列の操作

 列の操作もアイコンから処理可能です。例えば、列幅の調整にドラッグ操作の必要はありません。フィルターの設定もアイコンをタップするだけです。

列幅が狭くて「####」と表示されてしまっている(左)。列を選択してドラッグする必要はない
列を選択するとアイコンの表示が切り替わる。データの幅に合わせるアイコンをクリックする
見出し行を選択してフィルターのアイコンをタップすればフィルターが設定される。そのまま並べ替えや絞り込みの設定も可能

ワークシートの操作

 ワークシートの追加はシート見出し右の[+]するだけなので悩むことはないでしょう。名前の変更はシート見出しをダブルタップします。問題は間違ってワークシートを追加してしまった場合です。シート見出しをゆっくり2回タップしてメニューを表示します。

[+]をタップするとすぐにワークシートが追加される。間違って追加しがちだ
シート見出しをゆっくり2回タップするとワークシートを操作するメニューが表示される。[>]をタップしてメニューを切り替えて[シートの削除]をタップする

 アイコンの意味がわかると使えそうな気がしてきますよね。ファイルの閲覧以外にもぜひ活用してみてください。