残業を減らす！Officeテクニック
Web版のOfficeをローカルにインストール!? デスクトップアプリっぽく使う方法
2024年12月23日 06:55
普段は職場で支給されたパソコンを使っていて、ExcelやWordなどのOfficeアプリも完備されている人が多いでしょう。一方、自宅のパソコンにOfficeアプリがインストールされていない人がほとんどだと思います。たまにしか使わないのに自腹で購入するのは抵抗がありますよね。
でも、仕事とは別のプライベートな予定表、地域・学校関連の資料などを自宅で作成したい場合に使えないと、意外と不便。使い慣れたExcelやWord、PowerPointのアプリを使いたい時は、“Web版のOffice”を検討してみてください。Microsoftアカウントがあれば無料で利用可能です。
Web版のOfficeは、Webブラウザー上で動作するため、自分のMicrosoftアカウントで「Microsoftへようこそ」のWebページをブックマークしておけば事足りるとも言えますが、今回はローカルアプリ風に利用する小ワザを紹介します。
［Microsoft 365］アプリの有無を確認
新しいWindowsパソコンを起動すると、インストールの合間にMicrosoft 365の購入を促されます。個人利用なら『結構です』として、スルーしていると思いますが、［スタート］メニューに「Microsoft 365」アプリが用意されていることをご存じですか？ 見当たらない場合は、“アプリとしてインストール”で復活できます。
「Microsoft 365」を起動すると「Microsoft 365 へようこそ」のウィンドウが開きます。Windows 10/11で共通です。
内部的には、Webブラウザーの「Microsoft Edge」です。URL欄もなく、「アプリをインストール」や「Microsoft 365を購入」といった文言が並ぶため、訝しんで閉じてしまう人もいるかもしれませんが、Microsoft公式の“アプリ”です。
Webブラウザーが起動して、自分のMicrosoftアカウントに紐付くOneDrive上にファイルが作成されます。例えば、OneDriveにExcelファイルが保存してあれば、そのまま作業に取りかかれます。自分のパソコンにExcelがインストールされていなくても大丈夫。
無料版では商用利用がNG、マクロが動作しないなどの制約はありますが、フィルター操作やグラフ作成などは問題なし。Copilotも使えて重宝します。個人的な事務作業ならこれだけで完結できます。
アプリとしてインストールする
“アプリとしてインストール”は、Webブラウザーの機能です。「Microsoft Edge」や「Google Chrome」で利用できます。ブックマークとの違いは、いわゆるアプリと同じように［スタート］メニューやタスクバーにピン留めできる点。ローカルアプリのように扱えますが、実体はWebページとなります。“アンインストール”する場合は「設定」アプリの［アプリ］から行ないます。
「Google Chrome」で操作する場合は［︙］－［キャスト、保存、共有］－［ページをアプリとしてインストール］を選択します。後の流れは同じです。なお、タスクバーの“ピン留め”をしたい場合は、インストールしたOfficeアプリのアイコンを右クリックして操作してください。
ランチャー＆エクスプローラーとして利用する
以降は、普通のアプリのように利用できるようになります。ただし、インターネット接続は必要です。ウィンドウサイズを小さくしておけば、Officeアプリで作成したファイル専用のエクスプローラーのように利用可能。ファイルを開くたびに、Webブラウザーの新しいタブで表示されます。
