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Web版「Microsoft 365」アプリで[ファイル]メニューの[名前をつけて保存]が廃止へ

自動保存機能を改善し、[ファイル]メニューを整理

Web版「Word」「Excel」「PowerPoint」がマイナーアップデート

 米Microsoftは7月4日(現地時間、以下同)、Web版「Word」「Excel」「PowerPoint」において[ファイル]メニューに関するアップデート内容を発表した。より直感的にファイル操作が可能となる。現在、「Microsoft 365 Insider」のユーザー向けに展開中。

[ファイル]メニューから[名前をつけて保存]がなくなる

[ファイル]メニューから[名前をつけて保存]項目がなくなり、ファイルをコピーする項目が追加

 [ファイル]メニューから[名前をつけて保存]項目がなくなり、ファイルをコピーする項目が追加された。コピーしたファイルはオンラインに保存したり、PDF形式のほか、「Word」ならコメントをつけた状態のPDFやODT形式、「Excel」ならCSV/ODS形式、「PowerPoint」なら画像やODP形式に変換して、ローカルPCに保存できる。

他形式に変換し、ダウンロード可能

ファイル名の変更が簡単になり、自動保存の状態もわかりやすく

タイトルバーにあるファイル名を押すと直接ファイル名を変更可能

 編集画面において、タイトルバーにあるファイル名を押すと、直接ファイル名を変更できるようになった。

[ファイル]メニューから別の場所へファイル移動やバージョン履歴確認が可能

ファイル移動、バージョン履歴の確認が可能に

 [ファイル]メニューから、ファイルを別の場所に移動したり、バージョン履歴を確認できるようになった。

自動保存のステータスを示すアイコンを変更

自動保存のステータスアイコンが分かりやすく

 自動保存のステータスを示すアイコンがわかりやすいものに変更された。ファイルの変更が自動的に保存されると、タイトルバーのファイル名の横にある雲形のアイコンに緑色のチェックバッジが表示されて、保存されたことを視覚的に確認できるようになった。また、アイコンの隣に表示されるテキストでも保存状態を確認可能。

ファイルの場所を表示

 ファイルの場所は、雲形のアイコンのポップアップのほか、[ファイル]メニューでも確認できる。

 なお、これらの機能は2024年8月から全てのユーザーに一般提供される予定としている。