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無償化から5カ月、「Sandboxie」のソースコードがダウンロード可能に

信頼できないWindowsアプリをサンドボックス(隔離環境)で実行できるセキュリティツール

「Sandboxie」

 英Sophosは4月8日(現地時間)、「Sandboxie」のソースコードがダウンロード可能になったと発表した。「Sandboxie」は、信頼できないWindowsアプリをサンドボックス(隔離環境)で実行できるセキュリティツール。昨年9月に無償化され、オープンソースへの移行がアナウンスされていた。

 ソースコードは現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。ライセンスは“GPL v3”となっている。「Windows Driver Kit(WDK)7.1.0」こそ必要となるものの、それ以外の依存関係は非常に少なく、「Microsoft Visual Studio 2015」があれば比較的簡単にコンパイルできるようだ。

 なお、オープンソース版にはライセンスをチェックするコードは含まれていない。ライセンスサーバーが6月1日にシャットダウンされるためだ。「Sandboxie」の最終版バイナリからもこの処理は削除されており、ライセンスサーバーの停止後も「Sandboxie」を用いる場合はv5.31.1以降を利用する必要がある。バイナリはWindows 7/8.1/10に対応しており、現在「Sandboxie」の公式サイトからダウンロード可能。

 また、Sophos社が運営するコミュニティも6月1日に終了する予定。ソースコードのコミュニティ委譲が完了する2020年秋には、現在の公式サイトもシャットダウンされる。