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「Microsoft Teams」でユーザーが追加した画像をカスタム背景にする機能がロールアウト

無償版でも会議のスケジューリングとライブキャプションが利用可能に

ユーザーが追加した画像をカスタム背景に利用可能

 米Microsoftは6月12日(現地時間)、「Microsoft Teams」のビデオ通話でユーザーが追加した画像をカスタム背景に設定できるようになったと発表した。一部環境から順次展開されるとのこと。また、無料版の「Microsoft Teams」にもいくつかの新機能が導入されたとして、その詳細が案内されている。

 「Microsoft Teams」はビデオ通話の際、人工知能(AI)で自分の像を識別し、それ以外の背景部分をぼかすことが可能。また、背景に好みの画像を壁紙として割り当てることもできる。部屋を見られたくない場合はもちろん、個性を演出したり、会話のきっかけとしても役立つ。

「Microsoft Teams」のカスタム背景機能

 従来の「Microsoft Teams」はプリセットされた画像からしかカスタム背景を選べなかったが、最新版では自分でアップロードした画像も利用できる。最近ではさまざまなアーティストや企業が趣向を凝らした“ビデオ会議壁紙”を提供しているが、Microsoft自身も“xbox.com”でゲーム関連の壁紙を無償で配布している。また、性的少数者の尊厳を訴える“Microsoft Pride”の壁紙も利用可能だ。

 一方、無料版の「Microsoft Teams」では会議をスケジュールする機能や、発言を自動で文字起こしするライブキャプションがサポートされた。ライブキャプションはまだ英語(米国)にしか対応していないプレビュー版だが、英語のヒアリングが苦手なユーザーが海外ユーザーとコミュニケーションをとる際には頼りになる機能だ。

発言を自動で文字起こしするライブキャプション

 無償版「Microsoft Teams」は2018年7月から提供されており、以下の機能が利用可能。

  • 無制限のチャットメッセージと検索
  • ビルトインのオーディオ・ビデオ通話
  • 1人あたり2GB、1チームあたり10GBのファイルストレージ
  • オンライン版「Microsoft Office」(Word/Excel/PowerPoint/OneNote)を利用したリアルタイムのコラボレーション
  • 他社製ビジネスアプリとの連携

 当初は1チームあたり最大300人までしか利用できなかったが、現在は最大500,000ユーザーまで利用できる。