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フリーの会計ソフト「GnuCash 4」が公開 ~約2年ぶりのメジャーアップデート
取引の関連付けを強化。新しいコマンドラインツールも
2020年6月30日 06:55
フリーの会計ソフト「GnuCash」の最新版v4.0が、6月28日に公開された。現在、公式サイト“gnucash.org”から無償でダウンロードできる。
「GnuCash」は、オープンソースの財務管理ソフト(ライセンスは“GPL”)。複式簿記で小切手やクレジットカード、株式、投資信託、複数の通貨、売り掛け・買い掛けなどを管理できる。財務データをグラフ表示したり、帳票を印刷することも可能で、個人の家計簿から小規模ビジネスの会計処理までをカバーできる。対応OSはWindows/Mac/Linuxなど。別プロジェクトとしてAndroid版の開発も進められている。
2018年4月以来、約2年ぶりのメジャーアップデートととなる本バージョンでは、ユーザーインターフェイスやビジネス機能、取引のインポート、レポート機能など、幅広い範囲で多くの改善が行われた。なかでも取引の関連付けダイアログのアップデートや、手形・インボイス・領収書などに関連付けを追加する機能、入力補完機能の強化などは目玉といえる。また、帳簿をバッチ処理するのに便利なコマンドラインツール(gnucash-cli.exe)が新たに追加されている。
なお、「GnuCash 4」ではシステム要件が引き上げられているので注意。新しい対応OSは以下の通りとなる。
- Windows:Windows 8.1以降
- Mac:macOS High Sierra(10.13)以降
- Linux:Ubuntu 18.04 LTS以降
また、旧バージョン「GnuCash 3」は同日付けでリリースされた「GnuCash 3.11」が最終リリースとなる。
ソフトウェア情報
- 「GnuCash」Windows版
- 【著作権者】
- The GnuCash Project
- 【対応OS】
- Windows 8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 4.0(20/06/28)