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Webブラウザーからローカルファイルを取得できる「OneDrive」の機能が7月31日で終了

「Windows Live」や「SkyDrive」の時代から搭載されている古参機能にもとうとう終止符

“onedrive.live.com”からローカルファイルへアクセスできるようにする「OneDrive」の機能(Fetch files feature)

 「OneDrive」同期アプリには、“onedrive.live.com”からローカルファイルへアクセスできるようにする機能(Fetch files feature)が備わっている。「Windows Live Sync」や「Windows Live Mesh」、「SkyDrive」の時代から搭載されている息の長い機能だが、7月末で提供終了となるという。

 この機能を有効化するには、「OneDrive」同期アプリの設定ダイアログの[設定]タブにある[OneDrive を使ってこの PC 上のファイルにアクセスする]をONにする。この状態で“onedrive.live.com”を開き、画面左上のハンバーガーメニュー(横3本線のアイコン)をクリックして[PC]セクションへ移動すると、当該PCのローカルファイルへWebブラウザーからアクセスできるようになる。Cドライブやネットワークドライブとして割り当てたフォルダーにまでアクセスできる強力な機能だ。

“onedrive.live.com”を開き、画面左上のハンバーガーメニュー(横3本線のアイコン)をクリックして[PC]セクションへ移動
当該PCのローカルファイルへWebブラウザーからアクセスできるように

 なお、このオプションは初期状態で無効化されており、リモートアクセスしたいPCすべてで手動による有効化が必要となる。

 同社のサポートページによると7月31日以降、この機能でファイルを取得することはできなくなるとのこと。同社は代替策として、「OneDrive」フォルダーにローカルファイルを置いてクラウドと同期する方法や、「OneDrive」で“デスクトップ”や“ドキュメント”、“画像”フォルダーをバックアップする機能を利用する方法を案内している。クラウドに同期されたファイルは、これまで通りWebブラウザー(onedrive.live.com)からアクセス可能だ。